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安全安心リフォームネットワークでは　子供が犯罪に巻き込まれるなど痛ましい事件・事故が後を絶たない時代、私たち大人や社会が出来ることを考えているとき、リフォーム店などの建設業界の方たちの力を借りることで「犯罪抑止」ができるのではないかと思いました。安全安心まちづくり研究会（本部・福岡市）は、地域の住民と一緒に「地域の安全」「生活の安全」「子供の安全」「コミュニティ防犯」をささえるNPO法人。理事長の坂本氏は自治体や警察から委嘱され、地域住民や自治会、企業などに対して防犯セミナーや防犯設備などのアドバイスを行う、防犯のスペシャリスト。犯罪者の心理や行動パターンを熟知している同氏のノウハウ、これまでの多数の実例、実績が、今回の塗装事業者による防犯ボランティア活動に注ぎ込まれる。

近年、住宅塗り替え分野で元請志向の塗装店が全国的に増えており、その多くが地域密着を意識している。エリアを絞って密度を濃くする地域密着展開は、中小零細事業者の定石とされているものの有効策は漠然としており、多くの塗装店でもつかみ損ねている。

防犯ボランティアの減少という、社会問題のすき間を埋めることで、営利を超えた地域との信頼の醸成が期待できる。「防犯活動に参画していることで自然と安全運転を意識したり、言葉づかいや現場での立ち振る舞いが変わってくるなど、従業員の質の変化といった面でも効果が大きい」（坂本氏）とその効用を説く。